(25)ほのぼの じいちゃんとばあちゃんの日々 (おばちゃん横断幕 その2)
こんにちわ、てらなっとうです。
おばちゃんが、倍賞千恵子さんにサインをもらった話。
この地区の川辺小学校も、被害にあいました。
とても、子供たちが勉強をする環境ではなく、しばらく、お隣の小学校をお借りして、勉強することになりました。
隣町ですので、遠く、子供たちはスクールバスでの登校になりました。
おばちゃんのひ孫もスクールバスでの登校になったわけですが、
家のことも、いろいろあったでしょう、不安もあったでしょう、ですが
けなげに子供たちは、がんばって登校していったそうです。
そんな子供たちを励ましたい。
おばちゃんの家から、向こうのむ~こうの通りを、スクールバスが、通っていくそうです。
そこで、バスの中から見えるように、「まびっこがんばれ」の横断幕を作ったそうです。
そして、バスが通る時間に傘を振ったそうです。
来る日も来る日も。
そのうち、子供たちも気が付いて、手を振り返してくれたとのこと。
そして、その話は、バスの運転手さんから、校長先生の耳にも入ったそうです。
おばちゃんは、決して目立とうとしたわけでも、復興をメディアに訴えようとしたわけでもなかったので、新聞やテレビも何回かは断ってたらしいのですが、何回かは受けて、ニュースや新聞にも載っていました。
そして、真備町にも応援に芸能人の方々が、来られる中、倍賞千恵子さんも、小学校に慰問にきてくださったとのこと。
通りすがりに、おばちゃんの横断幕が目に入り、感激して、校長先生に話したら、校長先生がかくかくしかじか、と話してくださり、サインをくださった。
ということのようでした。
この横断幕、最初作ったのは、小さくてなんて書いてあるか見えないと、ひ孫に言われ、書き直し。その後も、
入学式バージョンなど、おばちゃん何回も書き直しています。
おば83歳。傘ふるのも、腕が疲れるでしょう。
すごい。
そして、もちろん、横断幕と傘の話に元気づけられたのは、妹であるうちのばあちゃんも私もなのでありました。